転職市場で大切な面接

当然面接も重要

他のページで中途採用選考における履歴書や職務経歴書など書類審査の重要性をお伝えしましたが、履歴書や職務経歴書の作成さえできれば採用選考を通過できるわけではありません。もちろん書類選考を突破しなければ次に進めないのですが、書類選考を突破したのちに面接選考を突破しなければならないのです。
特に業界が未経験の方の場合はどれだけ人間的な魅力があるのか、またコミュニケーション能力などのポテンシャルが高いのかが重要です。そしてそうした能力の一部は提出書類にどのような文章を書いてくるのかで推し量ることもできますが、面接をして実際にコミュニケーションをとってみて初めて分かることも多いのです。

面接での質問

ではこのように選考過程の中で重要視される面接についてですが、どのような準備をすればいいのかを見ていきましょう。最も重要なポイントは事前に面接で質問されるであろうことを想像し、それに対する想定問答集を作成することです。一般的に多い質問は、例えばこれまでの職歴について話してくださいという質問です。この質問に対しては実際にどういった仕事をしたかということだけではなく、その仕事経験を通してどういった知識やスキルを身につけたのか、またそうしたことを受けている会社でどう活かしていきたいと思っているのかを答えられるようにしておきましょう。その他にもどうして当社を志望しているのですかという質問をされることもたくさんあります。こうした質問に対しては、どうしてその会社を選んだのかということのほかに、どうしてその会社の所属の業界やその会社で募集している職種を志望しているのかを答えられるようにしてください。

自分からの質問をすること

また面接の場では相手から質問をされるだけではなく、自分からの質問を促されるシーンがあります。そういった場面では注意が必要で、まず何も質問をしないというのは興味関心が低いのだろうと受け取られてしまいマイナスの評価に繋がってしまいます。しかし質問する内容が的外れなものであったりピントのずれた質問だったりするとやはり評価を下げてしまいます。
まず避けるべき質問ですが、給与などの雇用条件や仕事の忙しさを面接の場で尋ねるのはよしましょう。そうした事柄は人事の方や転職エージェントの方などに聞いた方が良い内容です。そうではなく、例えば他にも中途採用者はいるのか、またその人たちは活躍しているのかどうかを尋ねた方が良いでしょう。またその他にも面接後に社内の見学を申し出るのもおすすめです。そうすることで社内の雰囲気もわかりますし、職場のことを知ろうという積極性を感じるからです。